ネタバレ・感想ありチョコレート ダイアリイのレビュー

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全部が好き。この空気感。
2023年10月15日
昔、本を買って持ってました。とっても好きな漫画家さんです。他の作品も、ほんと全部独特の空気感。そして青春。ああ。ほんとよいです。言葉にできない。
逸品揃い
2019年8月17日
一番好きな短編集です。
思春期を描いた作品ですが、言葉で語ろうとすると難しい。
感覚的なものなので、言葉で語ると安っぽくなってしまいます。
でも、読者と波長があえば、これほど素晴らしい作品は他にないと思います。
久しぶり!
2019年8月12日
高校生の頃に読んだ記憶があって即購入しました^^ 作者さんのお話は不思議な感じで描かれています。 こどもなのにこどもの感性ではない雰囲気です。 さすが白泉社ものだなと思います。新刊がないのは寂しいです。
眩しいばかりでない十代に影差すものを描く
2019年7月27日
短編の名手、というのは、他のコミックスで判っていたけれど、類似作品は読んだことがない。少年少女がその時期特有の剣で自らも傷つき血を流しながら、という扱ってる題材からして、甘さがない。甘酸っぱいのではなく、レモンビター。またその展開も作り手の意思を貫き、読み手の意表を突く。
物凄く異質な訳ではない。かといって、どこにでもある出来事はない。
ひとつステージの違うところで展開する。当事者たちが逃げ隠れもできないところに追い詰められ、心理をむき出しにされ、まだ若木が経験値の衣を纏う前にヒリヒリするような目に遭うのだ。しかし、そこまで厳しい尽くし、というのではない。
なんでもふわふわキラキラしてるわけではないという、多分掲載誌に掲載当時で読んでいたら、一冊に含まれる多様な作品の組み合わせのなかで、至極忘れられない作品に、どれもがなったことだろう。現実に向き合わなければならない、彼ら彼女等の現実を、読みながら味わうのだ。どのコミックスも作風に望月ワールドが炸裂し、含みの多い仕上がり。

タイトルは中身を映しているのに、タイトルが少女読者を誘いかけるように見える。

今はひとつの傾向に雪崩打っている作品ばかりもてはやされている気がする。
ある登場人物が気に食わないというだけで、ただそれだけで低評価がついている作品が結構ある。
また、中身が表層的でも目先の綺麗さで騙されたり、高レビューがサクラみたいので実力不相応に並んでいたり、プロとしてアマ超越の仕事をしているのに、強い否定的言葉を投げられたりしている。

素晴らしい仕事をしてる先生達が産み出した子どものような存在であり、出版社と数々折り合いを付けながらも精魂を注ぎ込んだものは、もっと敬愛されていいと私は思っている。漫画制作は自分には不可能な高度な技術。勿論、下らないもの、ただただお金と時間の無駄に感じるものも世の中にはある。しかし、一種のエンタメである漫画、読者の感情に何かしら影響する作品というのは、本当に素晴らしい。喫茶店で人の悪口なんか言い立てている暇が有ったら(よく見る)、作品に触れる機会のひとつもあれば、言い立てられた人の心情も見えるのでは?と思う。
「悪人」の位置付けされてはいない人物の、邪な行為の一瞬を見せる、望月先生作品は巧みな人間物語。単純な善悪対立の図に置かない構造の中で、人間の不安定さ繊細さが浮き彫りになる。
凄い好き❗
2017年1月14日
記憶喪失物です。幼い少年少女の視点が上手に書かれてると思います。
星4,5。ビターな話。年重ねても面白い。
2016年11月1日
201ページ、4作品。
かなり良質な短編集。

どれも心がギュッとなるようなビターでちょっと重い、恋心を含んだお話。
主人公たちは中学生前後?だけど、年重ねて読んでも面白さがあります。

短いけど薄っぺらくない。
やりきれない寂しさや哀しさがあります。
凹んでるときに読むと涙ポロポロ、浸れそう。

どれも好きでした。
2作目とげは2話分?80pもあり、まさかの展開で重さも読み応えもあった。
3作目クロルカルキは一瞬BLかと思った。名残惜しいエンドで後惹かれます。

暗さもあるので10代より人生経験重ねた大人が読んだほうが面白いかも?

平均的には星4くらいなのでしょうが、少女漫画(小学生から対象)の短編でなかなか深みのある読ませる内容でしたので、盛って星5で。
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作家名: 望月花梨
ジャンル: 少女マンガ 恋愛 / 学園
出版社: 白泉社
雑誌: 花とゆめ