茶魔を読み返したくなり検索してみると
全話が収録されているのはこの文庫版なので買ってみた
読者に合わせてなのか、おそらく作者の趣味だろうが全編を通じて茶魔たちは色気づいており色恋ネタがかなり多い
後に振り返って「そうだったのか」と気付く事があった
おとうちゃまこと亀光は年齢は40代ほどであり妻の和貴子が他界して劇中4年ほどなのでさぞかし辛かろうと今なら分かる
亀光の幼馴染の美々美(みみみ)が亀光の父の遺命もあり再婚する
再婚に自分は読んでいた当時かなり反発感を抱いていた
美々美は茶魔や爺やと折り合い悪くなり姿すら描かれなくなる
その後には学園に、亀光の後妻を狙って赴任して来る玉乃腰艶子(たまのこし つやこ)が登場する
この艶子先生に茶魔それに柿野修平、袋小路金満、貧保耐三みんなが見惚れている
艶子は10年前に父が蒸発し
母が苦労して彼女を育て「世界一の金持ちと結婚するんだと」と遺命を伝えられ母を想い涙する人だと描かれており艶子は終盤まで登場し続ける事になった
よしりんが美女を描き続けたかったんだろうな
終盤に田園調布学園に転校してきた甘江照輝(あまえ てるてる)と彼の母親が
茶魔のライバルとなる、というふれこみだったが
実際は茶魔の引き立て役でしかなく彼をやりこめる話で連載は完結する
茶魔は亀光に溺愛されているから
対比に母親に溺愛されているキャラクターを登場させたのだろう
そもそも学園は小学校であり小学生が親に溺愛されてるのはいいじゃないかと今なら分かる
こうして改めて読むと、中盤以降は大人キャラクターが増えて自分はそちらの印象が強いのだと思い出す
ヒロイン御嬢沙麻代(おじょう さまよ)の事は読んでいる時から気位が高いのはいいとして剣呑で苦手だった
よしりんは仕事場のスタッフや自分の身の回りについて漫画に描いて紹介しており
中盤からは読者より「よしりんに自分の替わりに怒って貰いたい事」を募集し漫画にする『おこっちゃま』というコーナーが描かれ始める
これが小林氏の後の作風の始まりなんだろうな
読者からのお便りや贈り物に真摯にお礼しており
よしりんは読者想いの良い漫画家だ
今も好きな事に変わりはない