昔から何度も自分は発達障害なのではないだろうか、と思っていました。近頃また考え出して読んだのですが、作者さんや作者さんのお子さんがとても私に近い様に思い過去を思い出して泣けて来ました。
私は自分の考えや行動が周囲に理解されず、誤解を受け、教師からも嫌がらせというか虐めを受けて苦しみました。偶然TVで発達障害の存在を知った学生の頃、母親に自分はこの障害かもしれないと言うと「貴方だって今知ったくらいに知名度の低い障害なんだから、周囲に理解なんて得られない障害じゃない。もし発達障害だったら世間から『障害者』と言う冷たい目で見られるようになるんだよ。自分が周りと違うと思うなら同じになる努力をすればいいじゃない! 余計な事を考える暇があるなら勉強しなさい!」と言われ、確かに理解がない障害を訴えたところで虐めの餌にしかならないなと思い、30代後半の未だに医者には行っていません。
発達障害であろうとなかろうとこだわりが強かったり癇癪持ちであるには何かしら本人なりの理由はあるはずです。こういった本などでもっと沢山の人の理解が得られ世の中の常識になり、幼い内からの早期発見、対応できる環境など、困っている人が少しでも救われる世の中になってくれたなら素敵です。