ネタバレ・感想ありCuldceptのレビュー

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最高のゲームコミカライズ作品
2021年12月19日
『カルドセプト』という名作カード&ボードゲームが原作の傑作コミカライズ作品!

原作は主人公(プレイアブルキャラ)に一切の設定・台詞がなく、選択したアバターのジェスチャーに合わせて登場人物がリアクションを取り物語が進行していきます。
舞台は、破壊された世界創造の書・カルドセプトの断片たるカードを収集し、これを復元することで万能の力を得ようとするカード使い“セプター”たちが果てしなく争う世界リュエード。カードから様々なクリーチャーや武器、天候や地形すら変えてしまうスペルを召喚して周囲に大きな被害をもたらすセプター間の争いをおさめるため、人頭杖のアーティファクトに導かれて一人のセプターが立ち上がる……というもの。

当作品ではナジャランというオリジナルキャラクターを主人公において、原作キャラの設定に巧みな変更を加えながら作品世界に切り込んでいきます。
人頭杖のおじいちゃんアーティファクト・ゴリガン と食いしん坊の少女・ナジャランの掛け合いは面白く、作者の卓越した画力と発想力によって生き生きと描かれるリュエードの世界にぐいぐい引き込まれます。
原作ゲームの全国大会優勝者をモデルにしたセプターが物語のキャラとして参戦したり、カルドセプトを巡るカード収集の争いに「人の願いを集め束ねていく」という側面があることを描いたり。
かねこしんや先生はゲームの世界をマンガに落とし込むだけでなく、マンガを現実のゲーマーの世界まで拡張し、設定をさらに深く掘り込んで『カルドセプト』の世界を再創造させました。

ゲームの面白さを十全に描く以上に、
ゲームの奥深さを拡大して読者に、ゲーマーに読ませてくれる。
これ以上に素晴らしいコミカライズはあるでしょうか?


コミックは全巻紙で揃えていましたが、電子書籍版の最終巻にのみ未掲載の話が含まれていたため購入しました。
原作を知らない方でも楽しめる、傑作ファンタジーコミックに仕上がっています。オススメです!
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どうしても読みたかった最新刊。
ネタバレ
2019年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全人類の希望、最後の砦のエンダネス島攻防戦、読了しました。
もう何年持ち越してきた望みでしたでしょう…。紙媒体で見つけ得なかったストーリーを電子書籍の力で追いかける事ができました。本当に有り難い。
そして、6巻終えてなお続く物語。

…ああ、かねこ氏の頭の中には続きの物語があるだろうにも関わらず…残念。佳境中の佳境なる物語の続きを見る事が出来ない残念さ、筆舌に尽くし難い。

またあてどなく、彷徨いましょう。だって、もう無理だと悟っていた筈の数頁が読めたのだから。望みを棄てず、また待つことにします。何年でも、いつまででも、諦め悪く。
面白かった
2020年1月15日
一巻からほったらかしにしてしまい、最近になって完結してた。読み返して懐かしくて面白かった。
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カルドセプトやりたくなってきた!
2018年3月27日
昔の作品だが、ゲームのカルドセプトを漫画としてうまく面白く作り上げられている。
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作家名: かねこしんや
ジャンル: 少年マンガ SF
出版社: 講談社
雑誌: マガジンZ