表紙絵、タイトル、設定からして明らかにエロメインで中身なさそうだなと思いつつ読んだのですが、意外とそうでもなかったです。
最初に出てくる帝さんとの、運命の恋がメインに描かれているのに好感を持てました。
1巻目では軽い印象の帝さんですが、巻を増すごとに「えっ!いい男だな!」と思わせてくれて、ちゃんと主人公理想の少女漫画のヒーローしてました。
登場する複数の男性とエロシーンがありますが、まぁそういった行為が軽く扱われているという時代設定なので、男性陣にひどい!とか思わず読めますね。
男性側からすると、主人公は子作りの為に求婚してきた奥さんですもんね。嫌がられる方が理不尽。笑
そういった独特の世界観も変わっていて面白いと思います。
でも主人公については、たった一人の運命の人しかイヤ!という考えの元で動いているはずなのに、流されやすすぎる&無防備で、バカなの?いや、わざとなの?と、ちょっとイラッとしてしまう部分があります。
主人公がバカじゃないと、こういうストーリーに展開できなかったのかもしれませんが…。笑
純粋なバカ主人公に、イケメン高スペック男子達が惚れるのが早すぎるのは少し気になりました。
主人公は可愛くてスタイルも良いらしいので、その上性格も良いって分かったらみんな一目惚れしたんですかね…。笑
結婚システムについては、主人公だから良かったものの、ブサイクな女性とでも気付いたら結婚してたりするの?とか、考え出すと気になる点が多かったです。
最初にプロフィール画像見て男性側がOKを押したせいで5人と結婚しちゃったっていう所から物語が始まっていたとしたら、みんな主人公が好みのタイプだったから結婚したんだなってことになりますよね。
どうでもいいような事ですが、少し気になってしまいました。
男性陣がエロいだけでなく、それぞれ個性のある良いキャラクターをしていて、主人公にキュンとしてる顔は可愛いし、コメディタッチで進む場面では笑えるしで、読みやすくてTLの中では上手い漫画だなぁと思いました。
華道家さん達は、要らなかったような…と思いましたが、着物に目を輝かせる帝さんが可愛かったので良いです。
TLなのでもちろんエロの多い漫画ですが、みんな主人公に優しくて最後までしません。
帝さんと7巻目でヤって終わりで良かった気もしますが、何だかんだ楽しめているので最後まで見守ります。