すぐ死ぬけれどすぐ生き返る。
現実世界をモチーフにした
人種、宗教、主義思想、貧困や格差といった
様々な課題解決のクエストを通して、
異世界から襲来するであろう脅威を
排除することを課せられたプレイヤーたち。
主人公は自分の正義を押し通すことが最優先で、
それができたなら、
自分が罰せられて殺されても
当たり前のように考えるほど歪み、自己肯定感がない。
まあ分からないでもない、若気の至り。
そういったものが物語を経ながら
少しずつ修正されているような、いないような。
読み進めてもまるで彼の考え方は変わらないのだが、
主人公の価値感に反する(死刑反対、戦争反対みたいな)を
持つ仲間もいるが反駁し合うでもなく、
むしろ一度認めた仲間は死んでも守ろうとするのも彼の価値観だ。