表紙の感じでもっと優し気なラブを想像していたのですが、結構本音のぶつかり合いの末のラブ・・みたいな作品でした。つまりは想像よりも良かった!
母が再婚して出来た、歳の離れた妹の保育園のお迎えに行ったら、優し気な雰囲気の「まこと先生」に出会い、共通する料理の話しなどで盛り上がり、保護者×先生として良好な関係を築けていたが「ある時」を境に先生の裏の顔を知ってしまい・・・とお話しの内容的にはちょっと重たい雰囲気になっていくのですが、まこと先生の闇がそんな簡単には払拭できない事で・・。たつきとのぶつかり合いは激しいし、たつきにとっても辛い時期が結構あるのですが、それでも諦めないで待とうとするたつきの柔らかさとか明るさが、まこと先生にはきっと「沁みた」んじゃないかな~。心がしっかりと繋がれた!って思えた秀逸CPでした♪
同時収録の「お荷物ひとつどうですか」もなかなか内容が良質な作品で、ショップで働く菊川と、そこへ配属された宅配便のお兄ちゃん:中山とのラブなのですが、元気のない、いつも目を合わせない中山は実は元ひきこもりのコミュ障で・・・・と、放っておけない、気になる存在中山に深く関わっていくごとにどんどん良さが見えてきて・・・菊川目線のお話しではあるんですが、控えめな中山に勇気と元気を与えてくれるようなポジティブな内容になっています。
全体的に滋味でした♪作家さんの作風、好きです(^^