お話しですから、登場人物みなに伏線が張ってあっても驚きはしませんが、奇跡の近さに驚いた。アメリカあるあるのような子ども連れ去り。結局自分たちの子どもができないからって理由。誘拐のような残虐性はないものの、連れ去られた家族を地獄へ落とすのは同じ、ひどい犯罪です。体外受精も「子どもができない」という理由は同じ気がする。生みの親は愛情をかけて育てるつもりでしょうが、生まれた子どもの気持ちは？という思い...でも逆に正規のルートではない訳だから、親の想いばかりを押し付けるのではなく、子どもの気持ちをおざなりにせず、親子が本音を伝えあえれば新しい関係を築けるかも、という未来の命の誕生も感じたりする。今作のテーマは違うけどHQでは体外受精や、代理母を取り上げられているのでちょっと感じた。
ヒロイン・ヒーローの魅力や関係性がよく、全体にハートウォーミングでユーモアもあり、最後はHQ定番のハピエンで楽しめた。
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