鏡よ鏡ー、アブラカタブラー、など 願いを叶えてほしいと 何かの力に頼りたいときは誰にでもあるけれど、まさか現実にそれがあるなんてことは無いわけで、夢の話とか、中学生かよ とかツッコまれるのがオチ(笑)けれどもこの物語の中ではそれをしちゃうわけです。ヒロインバージニアは姉妹を2人抱える姉として奮闘し、実生活も苦しいようだ。シェフになることが目標で、世界中を旅しながら本を書きたいという夢を語る年齢のわりに少女趣味。前記の通り~ようだとしたのには、彼女の身の上については 深く掘り下げられていないから。この2つの希望はどうつながるのだろう?レシピ本?この状況にあって謝礼を受けとらない事に不満はあるが工夫が欲しいところだ。ランプをもらっても電気の無い生活を強いられて 愚痴もないとは天然すぎるだろう。要は、目標は希望は望みは何なのか、言葉にすることで自己認識して忘れずにいるという 自己啓発グッズとしての「魔法のランプ」なのだ。可愛いと思う。一方で、ヒーローワイルダーは、どうして彼女に囚われていったかが曖昧でモヤモヤする。ここも魔法のランプ効果といいたいのだろうか?また、彼の言葉も「ラプンツェルその長い髪を垂らしておくれ」だの「小人たちを追い払って鍵を開けておくれ」だのと、その言葉にはおよそ企業家を思わせるものとは真反対のイメージを纏わせている事には、HQよりもやっぱりお伽噺のそれを感じさせてちょっと引く。ロリコン?物語としては感情の見せ方や行動にとても良い効果を見て取れたし楽しめたが、流れ(感情の湧き上がるコンテンツ毎の引継ぎ)が、プツプツと途切れる感じが有って、アレ?どうしたの?と頁を戻さねばならず苦慮した。