丸ごと表題作。表紙の絵が綺麗だったので購入したけど、中の絵も少女漫画チックで読みやすいです。イケメン金持ち成績優秀でモテモテ。一見すると人生イージーモードの純には、唯一で最大の弱点であり秘密がある。それはゲイであるということ。高校を卒業するまでの残り半年さえ隠し切り、平穏な学生生活を終えればいいのだと思っていた純の前に現れたのは、同じくゲイでそれを隠して生きている臨時教師の佐久間で……というお話。 最初の始まりがワクワクする展開で良かったんだけど、設定が生かし切れていないと言うか、そこからずっとデモデモダッテと言うか、中2病っぽい自分語りが多くて途中読むのに疲れてくる。 どこから両想いになったん? たぶん最初からって、分かりにくっ!なんであそこでくっつかんのじゃ! って感じで、本編だけだとジレジレし過ぎて不満が残りますが、後日談の『long long, good days』全8ページで甘々な2人を見れてようやく満足!と言う感じ。何の伏線も無かったのにいきなり作家になってるって言うのは運が良すぎで驚いた。あと、磯貝さんがホント良い子。