ネタバレ・感想ありさよなら、カルト村。 思春期から村を出るまでのレビュー

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前作とセットで読みました
ネタバレ
2020年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作と比べると、ひもじい思いをしていた環境がだいぶ改善されていたようでそこは安心しました。

たとえ、たくさん食べられるー!と喜んでいるのが賞味期限切れのパン達だったとしても、常に食べ物を探していて薬箱の薬を完食した小学生時代と比べると、幾分マシになっているように見えます。

怖いのはこの団体(さまざまなレビューでヤマギシ会であろう事が推測されています)が学校まで作ろうとしていた事・・最終的に許可が下りずに頓挫したようですが、そんなものができてしまったら子供達をますます思い通りにコントロールできるようになってしまいます。

作者さんはじめ、子供達が一般に出る選択ができるのも学校は公立の学校に通い、村以外の子供や大人と接する事で村以外の考え方や習慣に触れる機会があったからではないでしょうか。作者さん本人も、学校で一般の先生や他の子達との触れ合いでかなり一般のことが勉強できてありがたかったと振り返っています。

カルトというよりは理想郷を追い求めた団体だと思いますので、アーミッシュなど世界的に有名な独自生活をしている団体もありますし、一概にコミューンを否定するつもりはありませんが、いかんせん行き過ぎると過激になったり周りに強制しようとし出したり、暴走気味になります。

コミューンは希望する人たちだけで作ってひっそり運営して頂き、関係ない人は巻き込まないであげて欲しいです。特に子供達・・。ヤマギシで生活していた他の方のブログも読みましたが、作者さんも含めてみんなまともに勉強ができない環境だったので、中卒の元子供達がたくさんいるようで、その子達が一般社会に出たときの周りとの格差を実感することを思うと、悲しくなります。
とても面白かった。
ネタバレ
2020年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作と続けて読みました。非常に興味深く、考えさせられました。
淡々と描かれて行くので、読者に読み取り方を委ねている漫画かなと思います。
幼少期の前作よりも、作者さん自身が思春期で心情が多く描かれているこちらの方が面白かったかな。
私にはこの村よりもご両親の考えの方が理解できない。いや、この村の考えをいいと思って入って、従ってるから仕方ないのだけど、子供が可愛そうと思わないのかなぁ。
ご両親はどう感じていたのか、ご両親にもエッセイを描いてもらいたいくらい。
ビックリ
2023年3月18日
とても非現実すぎますが、1つだけでなく全国にあるような規模なんですねー現代の日本でそんなことが通用するのか不思議です。
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実在するの!?
2020年6月2日
いや、こんな村が日本に実在するんですね。
今もあるんでしょうか?
あり得ません。
ひどすぎる。あまりに子供たちが可哀想です。
もう、意味がわからなすぎる!
キレイな絵で分かりやすく、村の生活が描かれていて読みやすい。
社会勉強感覚でみました。
世の中にはこんな集団もいるんですね。
宗教みたい。
同じ日本!?
2018年12月30日
こんな世界が同じ国の中にあるのね。。。何度読んでも不思議です。
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こんな話があったのか
2018年10月16日
作者があまりにもタフすぎる たくましく優しいと思った。働き者です
なかなか経験できない人生
2018年2月13日
この本を読んで、高田さんはなかなか経験できない人生を歩まれて、それでも卑屈にならずに前向きに楽しみながら生活されていて、羨ましく感じました。
とても読みやすかったです。
このカルト村は多分あの村の事だなと知っています。地元の人間なら分かると思うのですが、高速道路沿いなので見えるのですが、そんな暮らしだったんだなぁととても感慨深かったです。
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出れるんですね。
2019年2月3日
さよならしてくれて良かったです。
悪いところではないのかもしれませんご、やはり不気味ですね。
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見知らぬ世界
2018年3月13日
書き方が非常に冷静。批判するわけでなく良い面も書きつつ、悪い面も書く。自分では悪いことと捉えていないが世間とは離れている部分も、夫のつっこみを軽く記載している。結果として、全編を通して反発も違和感も覚えず、へーそうなんだーと見知らぬ世界を楽しめました。
ネットニュース話題になりました。
ネタバレ
2018年1月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 内容に衝撃がはしったカルト村での生活の実態。
びっくりすることだらけです。
カルト村
2017年2月21日
情報量が限られていて、作者さんの時代と視点での判断しかできませんが、この村では子どもの生活に対して大幅な改善が必要です。衛生、労働、食事、指導等劣悪です。
一般社会に適応しない人や、疑問を持つ人の逃げ場にするには、もっとより良い仕組みが必要です。
作者さんは、この村を離れるという選択になりましたが、カルト集団によっては、離れようとすると拘束されたりリンチになるケースがあるようです。
この村の人は、一般社会で真面目に働くという評価があって、就職できて普通の生活ができることは良かったです。
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作家名: 高田かや
出版社: 文藝春秋
雑誌: 文春e-Books