ネタバレ・感想あり心の国のアリス【分冊版】のレビュー

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二人のこの先が幸せでありますように。
ネタバレ
2023年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「極夜」で魅せられた作家様の作品。
千木良の孤独とようやく流すことができた涙が心に突き刺さります。

Aもずっと孤独だった様子。千木良より強い能力だから、より孤独が深かったかも。Aにも千木良のように自分を嘘で守っていた時期があったから、千木良のことがよく理解できたのでしょうか。だとしたら、今のスタイルに変わったきっかけは何でしょう。短編なので、色々と想像してしまいます。

最後の方ではAが思ったことがセリフで上書きされ見えなくなりますが、心が読める千木良&Aと読めない私たちとの違いを痛感します。相手の心を読めない方が幸せなことも多いでしょうが、読めるからこそ分かり合えて幸せにもなれると信じたいです。(ただ、能力に大きな差があるところが気にはなりますが…)

マジシャンは嘘を事実のように見せる職業なので、もしかしたら嘘で身を守っている度合いは千木良よりAの方が強く、今後より救われるのはAの方かもしれませんね。

生き辛い能力を持った二人のこの先が幸せでありますように。
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このあと、この二人は?
ネタバレ
2022年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人外のイメージが強い作者さんには珍しくリアルもの??…と思ったら、やっぱりフツーではない人どうし。
さすが、一筋縄ではいかないなぁ。
短い作品でも世界観やキャラの奥行きがしっかりしており、読み応えがありました。
人に言えない秘密を抱えて孤独に生きてきた二人だから幸せになって欲しいけど、果たしてこの二人が寄り添い合っていくことは可能なのだろうか?…というザワザワした疑問は残りつつのハッピーエンド。続きが読みたいです。
嘘を纏う孤独な世界
ネタバレ
2021年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「わだつみの嫁取り」「ジェン」「極夜」の世界観に魅せられて、クーポン対象の此方の作品に気付き購読。

目を見つめると相手の心が見えてしまうという不思議な能力を持つ主人公が、偶然街中で同じ力を持つマジシャンと出会い、始まる物語。
分冊1では30ページ、2では34ページで完結となっており、心が見える透視能力という設定ながらも他の作品よりも人間味が強く、気軽に文善先生の世界観を味わえると思います。
能力ゆえに現実の世界での孤独な仄暗さ。
暴かれたくなかった心の内。
Aに暴かれ、共鳴することで、上手くやるだけのひとりぼっちの嘘の世界ではなくなっていく主人公の涙の使い方がとても素敵です。
先生の描かれる作品は、どこか現実離れしているのに自己犠牲による「愛」や「生」が見え隠れしているものが多く、此方の作品もそう言った、孤独に生きてきた者の犠牲から救済され愛に向き合うひとつの生き方の様なものを感じました。
(本日までレーベルクーポン対象40%off)
異能モノ:短いドラマいい◎
2020年11月13日
異能者二人の話。人気マジシャンA×千木良。

全2巻。人の目から心が視えてしまう千木良には嘘も本音と建前も通じない。自分を「嘘の国の異邦人」と思う孤独で生きづらい能力。タイプ違いの異能者マジシャンAに偶然出会い、初めて心を丸裸にされてみて孤独だった世界に風が吹き込む様な話◎それまでの心の涙とラストの涙の温度差が素敵!!
美しい
2019年8月11日
美しく切ないストーリー、主人公には別に想い人がいますが能力のせいで既に色々諦めてますがひょんな事で仲間に会う話です。
作家さんが!
2019年7月21日
ジェンから始まりこの作家さんのファンです!
まさかの展開でしたが、なんか、こんな人たちもいるのでは?と思わせる無理のない設定が好きです。
二人がどう繋がって行くか見守りたいですね。
せつない
2018年5月5日
この作者さん独特の孤独な世界とBLがうまく混ざってて、読んでるうちに引き込まれました。やっぱり好きだなぁ。
ごめんなさい
2024年12月29日
作者さま買いでしたが、ラストの感情の捉え方がわたしには難しく、、、どういう着地なのかいまいち、、、でした
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独特な世界観で良かったです。
2022年8月21日
かなり不思議な設定で作品の完成度は高いと思いましたが、個人的にはちょっとゴチャゴチャしすぎていて読みづらいと思いました。
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作家名: 文善やよひ
ジャンル: BLマンガ
出版社: プランタン出版
雑誌: Canna