物語の視点が、それぞれに変わって行きその時の心情がよく分かって面白いです。一人の視点からだったら相手の本心がわからず、寧史なんかはチャラいクズ認定されて過去の登場人物として流れて行ってたと思うけど、実は里英を真剣に想っていたという事がわかり、だったら何故とモヤモヤしてしたりもした。
絵そのものはちょっと拙い感じは否めないけど、一気に読める面白さはある。でもとにかく長い。4人の話が完結したらそれでいいんじゃないの?
人生は続くものだから先の展開はあるでしょうし、内容が面白ければ「北の国から」とかみたいに、登場人物を親戚の子のように感じて、定期的に会いたくなったりする事もあるかもしれないけど、部下夫婦の話が始まっちゃうと、タイトルと内容もかけ離れてしまうし、何か一気に興味が冷めてしまった。面白かっただけに残念だと思う。離脱します。