京田と四ッ川カップルの互いを強く求めている気持ちは微笑ましいです。ジェラシーは、恋愛で誰もが抱く相手に対する愛情の一部分であり、それを相手がどう受け止めてくれるかで幸不幸分かれてしまいますが、この作中で出てくるジェラシーはいじらしく愛情深く感じます。そして受け止める側が幸せなのが和みます。四ッ川の勤務先の同僚達、高橋の家族、ライオンのアボカドプリン、書き下ろしとあとがきが好きです。突っ込み所もいくつかありますが嫌な人物が1人も出現せず優しくて癒される良い作品でストーリー的には星5です。もっと読みたかったと物足りなさを感じるくらいサクッと完結しているのを踏まえて星4にしました。