なんだこの面白設定!? と興味を引かれて読み始め、やられました。婚活と称して飛ばされた太古の世界で、主人公は一巻表紙の猿人ガルヒと出会います。小気味よい主人公のツッコミにクスリと笑いつつ読み進めていくうちに、どんどん猿人ガルヒの格好良さがあらわになっていきます。えっ正統派少女漫画やん好き……とトキメキで油断していたところを突いた、怒涛の展開に涙。哀しみ、喜び、感動でさらに涙涙涙でした。遙かなる歴史を歩んできた人類はもちろん、動物植物農作物、たくさんの生命の力を絵からストーリーから感じ、勇気を貰える生命讃歌です。購入から五年、生きるのに疲れた時にはこの作品に戻ってきます。素敵な作品をありがとうございました! 一巻の『閃光のジゼル』も好きです!