個人的には男女間に友情は成立しないと考えている。なぜなら、お見合い結婚という契約が成立する社会だから。恋愛という基盤によって結婚が成立しない関係があるという事は、友情すなわち男女の関係もありだと思うからです。なので、この物語のジョーとリーアムは成るように成ったという事。けれども、ジョーは恋愛結婚するべきだと考えているところにリーアムとのすれ違いが生ずるという物語です。そもそもは、ジョーとジャスティンとの間で結婚の話が出ていたにもかかわらず仕事を理由にしてジャスティンを振り泣きながらリーアムの下へ走ったジョー。この行動からして答えは出ていました。ので、ｐ50までで終了でも良いような物語ですが、わざわざ母親を心臓発作で倒れさせ仲良し両家にひびを入れるというややこしさを加える必要はなかったはずです。展開がまずい。取り立てて解明するものはなく最後まで読む必要なかったなぁと少々残念な読後感となりました。
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