ネタバレ・感想あり恋の口火のレビュー

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独特な短編集
2010年9月16日
素直に面白かったです。
絵柄が明暗のコントラストがくっきりしてる風なので好みが凄く別れそう。
少年誌っぽくて私は好きです。

始めの話のように長いスパンを描いているのはいいですね。刹那的な関係ではなく、二人に未来を感じられて、途中のやりきれない切ない気持ちから安堵に変わりました。
恋愛以上の愛ですね。

兄弟物が一つありましたが苦手な枠なので「う~ん…」でした。
でもしかし、全体的に良かったです。
この作家さんのお話また読みたいです。
独特の世界に浸れマス
2009年9月7日
半音だけで出来た音楽みたいな、不思議な切なさの短編集です。

1~5話 幼なじみの二人が恋を自覚し、同棲し、別れ、人生の曲がり角を過ぎてなおお互いを想い続け、二人で歩いていくお話。

受けの悟郎が性交依存という病を抱えている為、甘いお話ではナイです。
途中、読んでるの苦しくなりました。
でも深くて枯れない健一の愛と、細く絡まりがらもちぎれる事のない悟郎の愛がやっと寄り添うラスト✨

6~7話 先生と生徒モノ。このお話が一番好きです。お互いの気持ちをぶつけた夜のプール。綺麗です。

8話 近親相姦…かな。歳の離れた兄をまっすぐ隠さず好きでいる弟。
巧くかわしてきたはずの兄なのに、泥酔した春の晩ついに。うん、あれは兄が誘ってますね。

9~10話 大学の寮での恋落ち。ズレた恋落ちの仕方で、ほのぼの。

11~12話 近未来&外国。執事ロボットとその主である犯罪者。
懸賞金狙いの二人組の目を通して、主従関係とヒトと機械である事を越えた哀しい愛をみせます。

独特の絵柄と極端に少ないセリフ。全体に漂うけだるげなセクシーさ。
好みは分かれそうですが、私は浸れました😶
作家買いです
2017年11月3日
好きな作家さんなので星4か3か迷ったんですが古め作品なので色々考えて星3で。絵柄も万人受けじゃないかな?雰囲気や内容が独特というか世代を感じて懐かしさもわいてくる感じ。エロさはあります。
レビュー通り
ネタバレ
2017年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に独特でした。要らない物を根こそぎ取り払った、詩のような…話は飛び飛びだし人物も急に年取って容貌変わったりで判りづらかったですがストーリーはとても良かったです。最初購入したのを後悔しましたがジワジワきます。特に最後のお話は切なくて好きです。雰囲気と感性で読ませる所があるので好き嫌いはハッキリ別れるとは思いますが好きな方には堪らない無二の作家さんになりそう。
不思議な世界観?
ネタバレ
2015年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ う〜ん…なんともいえない世界が広がっていました…。
絵のインパクトがとにかく強い。
今回で読んだのは2回目なのですが、
1回目はこの絵のインパクトが強すぎて、
あんまり読んでて気持ちのいい作品ではありませんでした。

でも2回目、絵にも抵抗感がなくなり、
お話も解ってはいましたが、前よりすんなり入ってきて、素直に読めた。
とにかく1話目がいい。
かなり重いですが、いいです。

以下ネタバレ含むレビューです。
ネタバレなしで読むのをおすすめします。

健一と悟郎シリーズ。
何故悟郎がそういう病気になってしまったのか
何故健一が今そういう生活をするのに至ったのかが書かれてないのですが、
逆にそれが良かったのかも。
読み手としては、読みたい部分でもありますが、
3話目の所で充分それは解りますから。
最後、健一が「悟郎」っと呼び止めた時、
泣きそうになりました。
なんで一緒にいられなかったんだろう…(泣)
「おそれずにいこう」というエンディング、
中身は相当な覚悟だし、こうでなきゃの最後ですが、
お涙頂戴になってない静かな終わり方が好きでした。

後好きだったのは「浮遊感覚」かな。
広瀬の「謝ることができねぇわけがようやくわかった」に至るまでの流れが好きでした。
後、沖田先生の方が最初あんまり好きじゃなかったのですが、
いいですね〜、結局プールでは先生の方が緊張しちゃってるのが、妙にはまりました。

次は「スローフード」、
なんだかんだ言ってお兄ちゃんの方が弟に甘えてる感じ。
それが解ってて、弟も甘えてる。
可愛いです。

「LIFE」前編後編は、楽しかった。
後エロシーンが、なんかエロくて好きでした。

「Engel Herz」は、
うーん…ちょっとオチが見えちゃいまして、
なのに登場人物の関係性がなんか解り辛くて、
そういう世界とか、そういうオチの話が書きたかったんだなぁ〜という
ふわふわ感で終わっちゃいました。
素敵なお話だとは思うのですが、
私としてはもぅちょっとだけ解り易かったらいいなぁ〜と。
あんまり解り易いと、この世界が失われちゃうんだとも思うのですが…もぅちょっとだけ。

そんな感じの1冊でした。
頻繁には読み返さないとは思いますが、手放したいとは思わない1冊ですm(_ _)m
独特感
2008年12月13日
独特感ある雰囲気。
絵もストーリーも不思議な感じがある作品。
好みの善し悪しはあるかもしれないが、いくつか話があるのでどれか読んで見るのも悪くないと思う。
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作家名: 黒娜さかき
出版社: 茜新社
雑誌: EDGE COMIX