ネタバレ・感想あり輝け!大東亜共栄圏のレビュー

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危うく頭がおかしくなるところでした
2021年10月22日
漫画媒体のネット広告をみると、刺激的な一コマを用いた扇情的なものが多く、それで学生を釣っていると思うとどうにも嫌な気持ちになります。が、本作を読み流した後に見返すと、まだまだ人間的な常識は超えていないんだなと安心できるかもしれません。毒を持って毒を制するではないですが、凡百のホラー・パニック・バイオレンス漫画をぶっちぎる、純度の高い狂気を孕んだ漫画です。
多くの”グロい”漫画は、読み手を怖がらせる雰囲気(ほら怖いでしょ?)を持っていますが、この漫画は書き手本人が楽しんで書いている気がします。読み手への意識でなく書き手のフェティシズムが全開という点が、純度の高さを感じさせる由縁であるかなと思います。
じっくり読むと引き釣り混まれそうになります。普通の人は読むべきでないと思います。
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作家名: 駕籠真太郎
ジャンル: 青年マンガ ホラー / SF
出版社: 太田出版