ネタバレ・感想ありアルクアイネ-サンバベッジ妖精譚-のレビュー

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北欧には妖精発見人という仕事があります。
2023年5月13日
北欧ではおよそ8割の人が「居る」と答えるほど”妖精”とは身近なものだ

という語り口から始まる、妖精発見人のエイネと人々の織りなす物語。

心に影のある人や妖精によってトラブルに巻き込まれる人たちを、明るく前向きで表情豊かなエイネと、エイネに巻き込まれて助手扱いされてしまう面倒見の良いハルアキが解決していく現代の妖精譚。

移ろう季節や関わる人々と共に形を変えていく人と妖精との優しい物語たち。

妖精の種類や分布、まつわる逸話などが紹介される他、北欧の景色や伝統行事などにも触れられてストーリーが展開していきます。

ちょっと元気が欲しいとき、いつもエイネが誰かのために頑張る姿と笑顔が元気を分けてくれる本当に大好きな作品です。
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作家名: 三ノ咲コノリ
出版社: 講談社