ネタバレ・感想ありスカイウォーカーのレビュー

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胸がぎゅっとなる
ネタバレ
2024年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ いくえみ先生の元々持っておられるすごい才能はいくえみ先生が民生さんを好きになる事でよりグッと引き出されたのではないかと思う。いくえみ先生の作品を読んでいくえみ先生と民生さんを好きになりました。民生さんの魅力が作品を通して読者に伝わり民生さんのファンになった人が沢山いると思います。私もその1人。人生で初めて行ったライブは民生さんのライブです。音楽の楽しさを知りました。いくえみ先生の作品があったからです。ありがとうございます!
本作は民生さんの名曲4曲をいくえみ先生が漫画にするという両ファンにとって夢のようなコラボ作品。この4編がどれもたまらなく良かった!胸がぎゅっとなる。切なさと不思議と愛と希望とセンスがこうぎゅぎゅぎゅっと。いくえみ先生は長編も勿論とんでもなく素晴らしいが短編の名手でもあると思う。
1話目MANY。これまでの人生無茶なことをしてしまったのかもしれない。あの左目はあれがそれでこうなのかもしれない。想像でしかないが。泣いたお母さんの言葉と気持ちがこちらにも移る。弟は胸いっぱい空いっぱいの希望の象徴なのかもしれない。
2話目スカイウォーカー。明るくて無邪気なオギ。川浪くんの絵によって「いい感じ」になる。いい感じでいっぱいになった頭の中を言葉で音で出すという。きっとそれを聞いた川浪くんもそう。「出でよ!」だ。お互いの力を引き出している。しかしオギの体や青木達の態度からいじめが見えてくる。肘のくだりがなんとも腹立だしくて悲しくて心が痛くなった。そんな事をされても無視されるよりは楽しいというオギに胸がぎゅっとなる。でも川浪くんが漢だった!オギを助ける姿は弁慶のようだ。そしてカオリンのまともな感覚がオギを救った。カオリンありがとう。あと、オギと言われているがほんとはハギなんじゃないかとも思ったりする。この2話目のスカイウォーカーが胸にぎゅっと来すぎてこの作品だけで延々と書けるが次へ。
3話目無限の風。健康上野球ができなくなった少年のお話。髪型とか自由に出来るようになるしなんてことないよ的に振る舞う。が山に道具を埋めに行くという行為から野球が大好きな事が窺える。そうまでしないと踏ん切りがつかないのだと思う。その辛さは計り知れない。少女の存在が救いに思う。いくえみ先生の作品は最後までじんわりハラハラする。文字数やばい。4話目マシマロ。顔や雰囲気が民生さんそのもの(=´∀`)
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奥田民生好きにはマスト!
2021年5月14日
いやー、なんか好きな人が好きなの好きな人とコラボレーションするって嬉しいですね。
奥田民生好きにも短編漫画好きにもオススメです。
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作家名: いくえみ綾
出版社: 小学館