上流階級のきらびやかな描写に目を奪われます。
そのきらびやかさの裏も、表の豪華さがあることでより、ドロドロしさが増している気がします。
一族に認めてもらうために奮闘する主人公には、一巻からすでに感情移入してしまいました。
自分には絶対起こらないであろう展開にも、背景描写や心理描写がとても細かく描かれているのでとてもリアルに感じることができます。
これから、主人公がどれほどの苦労や屈辱に見舞われるのか、想像しただけで先を見るのがとても怖いですが、主人公の奮闘や周囲が変わっていく姿を追っていけたらと思いました。