別作品のスピンらしいけど、それとは知らずに初読み。主人公二人が現実になかなかいないタイプで感情移入は出来ないけど、観客として楽しめました。達観してる仙人みたいなオネエ×小学生低学年みたいな下品でバカなヤクザ息子。最初はやる事なす事ほんとド底辺でうっとうしい残念な受けかーと思ったけど、それが自分でもヤバいと自覚していたみたいで安心しました。オネエがきっかけで少し成長するけども、そこはほんと少し。ご都合主義のようにハイパースペックに変身とはいかず、微妙なラインで良い。ただ成長したからこそド底辺→普通の人になって特徴はしぼんでしまったかなー。オネエが人間臭みが少なすぎて、股間の薔薇のツタがまきついたタトゥーも、エロというよりダビデ像的芸術目線で見てしまってました。