本当に人が死ぬデスゲームの開催が法的に許される世界でデスゲームを運営している企業に勤めているパパが主役の話。シリアスなのかギャグなのか中途半端な内容です。パパはギャグ寄りの言動をしますが、本当に人が死ぬというシリアス設定のせいで人の死を何とも思わない自己中サイコパス野郎にしか見えず、それなのに優秀で家族思いの良い人みたいな描かれ方をしているのでとても強い違和感を覚えます。これがデスゲームではなくただの参加型ゲームで、敗北したら借金を背負うくらいの設定だったら家族のために暴走するパパのコメディ作品として評価できたと思います。作家さんと編集者さんは人の死というものをもっと真剣に捉えるべきでした。