このレビューはネタバレを含みます▼
1巻無料だったので、読んでみました。
魔力を持つ神人、持たない平民、間の子である白晶の差別がある世界で、12年に一度6つの国からなる連合国のトップ、守護王を決める代理決闘の聖戦がある年。昔師匠を傷付けた恨みを神人エゼルに持つ水を操る主人公セツリの前に現れたのは奴隷であり影武者であり、主人であるエゼルを殺害した偽エゼル。そんなエゼルの目に止まり、秘密を共有するもの、力を誇示するものとして、エゼルの剣として聖戦にでることに!だが、セツリの出自の秘密から他の国から命を狙われたり、戦前宴の席でエゼルが命を狙われたり、各国の思惑が交錯し予断が許されない…な1巻。てっきり晶石って、平民が魔力を持つために取り込む物だと思ったけど、神人や白晶の魔力増幅器みたいなものなのか?平民成り上がりストーリーかと思ったらセツリも権力者側ぽいので残念。あと、後半で慣れたけど、エゼルの「わんと鳴け」とかふてぶてしく馴れ馴れしい態度が気に食わなかった。本物よりマシだけど!セツリが気にしてないから飲み込んだけど!人なっつこいで済まそう。キャラも個性的いっぱい、人物像まだ不透明多数。3巻で完結になっているが、どこまで明らかになって物語が終了になるのか気になりました。