作者様買い。セールにて。これは面白かった!作者様の作品の中で1番好きだったかも。少年の境界も好きですが、この作品はまた別の魅力で先生ならではの作品かなと思います。極道世界を生きる兄・誠と弟・相を主に、誠が囲うベティとベティを助けようと足を踏み入れてしまったカタギの勇を交えて、様々な種類の愛憎渦巻く展開で話が進みます。巻を追うごとに隠されていた感情やそれぞれの関係性が見えてきて、拗れに拗れた糸の絡まりが最後にスパンっと解けて収まる。それぞれが欲する愛情を得て。私はこの結末とても満足です。作者様の3巻巻末の解説を読むと更にしっくりきます。作者様によると、誠と相の彫り物は本物の堀り師の方にデザインをお願いしたとか。男クサくて色っぽいカラー表紙も満足!電子限定描き下ろしのスムージーにも愛を感じる・・。面白かったです!