”私たちには壁がある”で、、胸キュンを学びました。少女漫画といえば、必ず 築島治先生の名前を出します。それくらい 尊敬しているし、偉大な先生です。この作品は 私の大好きな義理姉弟の恋愛で、隠さなきゃいけない恋だから ハラハラもドキドキも倍増するし だけど その分、二人がお互いを愛おしそうに見る表情とか ヒーローが 男子高校生だから 我慢の限界に何回もぶつかるところとか 悶えポイントがいっぱいでした。”姉弟でいいから 帰ってきて。”とか”楓が好きだよぉ―”って言う心からのヒロイン、さくらの叫びが 切なくて、ヒリヒリと心が痛んで、感情移入したら、とんでもないことになりました、泣。築島治先生ですので、最後は 見事です。収まって欲しいように すべてが 収まっていました。脇キャラも ちゃんと 役目を終えて、自分の立ち位置に戻っていました。脇キャラを自由に動かして だけど 粗末にはせずに、彼等には 最後には よくやったという勲章(読者に良い人!っていう印象)を与えてくれました。10巻は 書き下ろしなのですが、絶対に 読んだ方がいいです。ちょっとだけ、ほんの ちょっとだけ 大人になったさくらと楓に会えるし、彼等が ほんとに幸せそうにしていて嬉しくなりました。