ネタバレ・感想あり無垢なカナリアと王子のレビュー

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ちょっと甘いが5つ星。音楽物の存在感で。
2018年4月1日
ステージ恐怖症は、演劇もの《狩野真央先生「誘惑のプレリュード」》でHQにあってよく描けていた。これは乗り越えるのに違うアプローチだし、症状の現れたタイミングも違う。しかし克服まで生易しくはない、というところはこちらの方がプロセスにガブリ取り組んだ描写。プロというのは大変だとつくづく。

星は4.5で端数切り上げで5扱いのつもり。
描き込みが細かいところとそうでもないところと混在し、頁一杯を使う大きなコマ多用で、絵として美しいのはいいけれども、ストーリーの一時停止状態が増えてしまった。
ヒロインの音楽との関わり、国王の亡き后との音楽の思い出、恐怖症という小さくなかった壁をヒロインが乗り越える為の格闘の日々、色々とユニークで綺麗なストーリー展開で良かった。
王家の鉄則が厳しく立ちはだかると覚悟したが、音楽の持つパワーはより高いところにあり、国王ご不問に付した。

髪型、顔の輪郭、体型、もう少し若い世代の人物間に細かい描き分けあると嬉しい。
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良かった
ネタバレ
2025年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 星合先生の描くヒーローはいつも傲慢さと身勝手さとヒロインへのエロ絡みが非常に胡散臭く、初っ端から盛大にマイナスイメージがつくんですが、今作はそもそも王子殿下なので傲慢でも身勝手でも不思議じゃないところ、ヒロインのバイオリンに心射貫かれてるのでエロ絡みも不自然じゃなく、結婚できないことを宣言した上で恋仲…というか愛人か?になってるので好感度は全く落ちませんでした。最初からずっと僕を信じろ必ず治す、祖父のためにも絶対に成功させたいと尽力してきたのに、最後の最後で一歩を踏み出せずにいたヒロインを催眠療法からも重責からも解放してあげようとした優しさ、それをそのまま伝えてもヒロインは「私はできるわ」としか言わないだろうし、また舞台で倒れることになるのを想像してわざと「君には無理だ」「代役を立てる」と冷たく言ったんですよね。優しさ~!!結局その突き放しがヒロインを覚醒させて全て丸く収まったのも、やっぱり王子殿下が持つ天性の才能なんじゃないかなと思います。演奏シーンでこんなに美しく抒情的で人々を魅了してるヒロインの尻が蹴られて青痣だらけとは誰が想像できるでしょうか笑。ラスト、できれば王子からヒロインに愛を告げてほしかったー!ヒロインから先に言わせて後出しでプロポーズなのはちょっとこのシーン、このスートリーでは残念すぎる!格好悪くてがっかりでした。それ以外は本当に良いお話だった。
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国王陛下
ネタバレ
2021年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーロー兄弟よりも考え方が柔軟で、お茶目なお祖父様でした。さすが国王。
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素敵な話
2019年8月25日
今回はバイオリンの演奏者の話でした。
苦労したヒロインが精神的な苦難を乗り越えて幸せをつかめて良かった!
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