とてもとても苦しいです。これは主人公である「みち」が依存するでも無く、自立して生きる道を模索し、成長する物語だと思うので。生きる上で、最良である、と思われる誠さんとは結ばれないでしょう。何故なら、どんな理由があったにせよ、妻以外の女性に心奪われ、靡いてしまった時点で、誠さんは危うい不誠実な男、なんです。彼はきっと、また小さな不満を持ち始め、心の安寧を得るために、誰かに依存する。陽ちゃんはもっと酷くて。酒とその場の雰囲気で、エロかったら抱く。面倒な事を言い出すと別れる、を繰り返す。え?この2択なの?最良のパートナーは現れないの?もしくは、「誰か」は誰でもよくて。関係を培っていけるか、どうか。だけなの?と、思い始めると暗澹たる気持ちになります。作者はそれぞれが成長して。また新たに関係を結ぶ、という結論に至るのだとは思うのだけど。主人公のみちには、彼女らしい幸せな結末を迎えてあげて頂きたい。この際、男共はどうでもいいです。笑。