ネタバレ・感想あり罪と罰のレビュー

(5.0) 2件
(5)
2件
(4)
0件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
原作を読むキッカケに
2021年7月1日
「罪と罰」を読んでみたいという思いはあっても、難しそう...と時が過ぎてしまいました。
それならば、まずは漫画で!とこちらを拝読しとても感動しました。自分は凡人か、非凡人(天才)か。凡人であると認める事、それが彼にとって最も苦しい事だったのではないでしょうか。
凡人ならば殺人は罪。自分は選ばれた非凡人なのだと、ラスコーリニコフは常に自らに言い聞かせているようでした。
しかし妹を想い、ポリフィーリーを恐れ、ソーニャに赦しを乞う事すべてが凡人であるなによりの証拠。
最後に等身大の自分を受け入れたラスコーリニコフが、ソーニャと共に幸せへと踏み出したと信じたい。
このシリーズのファンです
ネタバレ
2019年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ この「まんが学術文庫シリーズ」、大好きです。
ロシア文学作品は、登場人物の名前を覚えるのが苦手で、途中で読むのを挫折してばかりでした。
子ども向けではなく、大人向けの漫画で読めるのはとても有り難いです。
ラスト、シベリアへ送られた主人公を追ったソーニャの愛に胸が熱くなりました。
西洋文学を読んでて、宗教観が理解できないことがありますが、もし、主人公に宗教がなかったら、どういうふうになっていたのかな、とも思いました。
レビューをシェアしよう!
出版社: 講談社