ネタバレ・感想あり幻の砂の都~囚われの花嫁~【分冊版】のレビュー

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地底の国⁉
ネタバレ
2023年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 地底の国だなんでロマンティックだけど現実は生きるため厳しい掟が或る。

そんななか二人が惹かれあったのも仕方がない🙂

最後には幸福になってほしい🙂
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ロマン溢れるステキな世界観♡
ネタバレ
2020年11月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ さちみりほ先生の優美な絵画に、冒険物とロマンスを盛り込んだ、短い中にも世界観が充分魅力的に表現されたお話です!

一瞬だけど思う存分描かれた都や衣装が、とても美しく…異国情緒に溢れ、ロマンいっぱいでした。

読後に…でも全てを失わせるのは一生物の恋だとしても余りにも代償が大き過ぎるのではないか?と。
ヒーローがヒロインの為に全てを失うって少女漫画あるあるだけど、リアルに考えると残酷ですよね。
先のレビューの様に都で暮らすバージョンも素敵かもしれませんね。

しかし何度も読み返していたら、彼等は何度となく岩盤の崩落は経験していて、その度に神殿に逃げて命は無事な訳で。そこからの復活力もすんごい訳で。

暫くは大変だし、故郷に帰る術も失くしたけれど、
地上との連係役も元々居て、現地民に扮してガイドなどをやっていた訳ですよね。
そんな彼等とまた何処かで逢うかも知れず。
案外元々アリが現地民に扮する時用の住居などあるかもしれず、いつかそこで連絡が取れるかもしれない。

石がなく自力で帰る術はない、崩落でかつての故郷はない、けれども皆生きている。
生きている、というのは希望がある。

ロマンス物だから人死はダメよねって作者が後書で書いてましたが本当に。
生きている描写があれば、幾らでも可能性は広がるのが物語というものなのかもしれない…
家族との別離であることは変わりないですが。
でも生きているのだし、このお話そのものが「幻の都への憧憬」。

ある意味その憧憬が現実となり眼前に現れ、その幻の都のプリンスに…
って、物凄いロマンチックなお話しですよね!!
発掘や遭難の泥臭さも短い話の中で随分と割いていて、幻の都に魅せられた父娘の生き様、伝承などもあり、チャラチャラ感はなく良作です。

そして、パニック編の回収が最後にあるのですが、ほっこり感があるんですよ。
それが、不思議と違和感がなくて。
予めヒーローも言ってるし。でも言葉足らずというか誤解を招いてるだろ笑、と思うものの、
彼等が胸を痛める次元と、現代の荒んだ社会で生きる私達では、価値観がちょっと違うんだろうなと。
本当に邪気がないからこそ生じてしまった誤解と思える。

だから先生の手に掛かれば、この結末も酷い話ではなく、案外ほっこりな後日談があるのかな?
さちみりほ先生に描いてほしいです!

浪漫があって素敵なお話♡おすすめです
いいわ~
2023年11月1日
この作者さんの切ないお話の中にほんの少しの幸せ感が余韻を残してくれて、完結後も読み手に色々と想像させてくれる世界観が大好きです。
不思議な世界
2020年8月19日
砂漠の中の地底にある国。。それだけでも不思議な魅力があって、その世界に魅了されます。。冒険とロマンスとが味わえる作品。最後は好みが分かれるところかもしれないけど、地底の国で幸せに暮らすというのも良かったかも。
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作家名: さちみりほ
ジャンル: 女性マンガ 恋愛
出版社: 秋水社ORIGINAL