ネタバレ・感想ありいちばん恐いのは家族―心理療法の現場からのレビュー

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正解がないところが現実的
2019年8月21日
曽根先生は心の問題を扱った作品を多く描いてらっしゃいますが、これは正面から心理療法を描いたもので内容も結構ハードです。
5 つある家族療法の話は、家族が抱えている問題がどれも深刻なのですが、それを引き起こす家族間の心理的な力関係をどうやって家族に意識させて、どうやって関係性を変えていくのかというのを丁寧に追った作品だと思います。
中には、問題がすぐには解決しなくて、ある程度の現状を長引かせられれば成功といったケースも描かれていて、単にお話ではない現実味のある内容でした。心理学に興味がある人には勉強になると思います。
深すぎる問題
2021年8月11日
心の闇に向き合った、教材のような作品です。
曽根先生の作品はこういった、人間の深い所に切り込む物が多いですね。
この作品は他に比べて少し読みにくいかなと感じました。
精神科の用語がたくさん出てきますが、『分裂病』『やせ症』など現在は使わない物も多いので星3つにしましたが、こういった問題に興味がある方は読んでみても良いかもしれません。
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