ネタバレ・感想あり曽祢まさこ短編集 海にしずんだ伝説 完全版のレビュー

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懐かしい
2023年11月13日
海外ミステリー小説やサスペンスドラマを彷彿する、少女漫画にしては良く練られた作品群を沢山描いている作家さんですよね。
ストーリーがしっかりしたものは何年、何十年経っても色褪せない良さがありますね。
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昔の作品ですが今読んでもイイ!
ネタバレ
2022年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだのは子供の頃ですが、今でもその頃のワクワクドキドキを体験できます。
表題作の「海に沈んだ伝説」…ある女性が過去の不思議な体験を語り始めます。幼い頃に母親から聞いた伝説。海に落ちた瞬間にその伝説の王国に迷い込んだジョアンナは、伝説とは違う、悲しい王国の最期に立ち合います。王国と共に海に沈んだ淡い初恋相手の王子を胸に秘め、その地で幼馴染と愛を実らせます。
「赤いわな」…今思うと、2時間サスペンスになりそうな題材です。ベビーシッターのバイト先で事件に巻き込まれるイブリン。デビー坊やは一体誰のものなのか?今なら、奥さんの為に罪を重ねたご主人の気持ちが少し分かる気がします。
「12月のエルメイン」…自己肯定感の低過ぎるエルメイン。理由はすぐに判明しますが、お母さんヒドイ!仕方ない時代背景もあるかも知れないし、お母さんも辛かっただろうけど、それにしてもヒドイ!これはギャクタイです!でもどんなに逆境が待ち受けようとも、若い2人は恋に落ちてしまうのです。問題は何も解決されないままのラストですが、幸せな結末を願います。
懐かしい大好きだった作品
ネタバレ
2020年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少女時代3つの大好きだった作品の1つです。本当に懐かしい。あの時代はアトランティスとかの作品が多かったです。
また読めて幸せです。この作品で竪琴が好きになり、今でも時々弾いています。
古い作品です
ネタバレ
2022年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「海にしずんだ伝説」
古すぎるためか、絵が薄い部分などあります。
読んだことがある人なら脳で変換されるでしょう。
伝説と事実が違うことはよくあります。
そんな悲しさが胸に残る作品です。

「赤いわな」
ベビーシッターの少女が巻き込まれた恐怖。
デビーが可愛くて……だからこそ狂う人たち。
デビーの幸せを願うばかりです。

「12月のエルメイン」
母親の冷たい物言い。
いくら娘のためであっても心を傷つけていいはずがない。
私も隔世遺伝の病気を持ってる。
私は病気で子が出来ないけど、曽祖父と母と姪に遺伝してる。
だからといって「結婚するな」「子供を産むな」とは言わない。
ファンタジー
2020年4月12日
表題作→夏休みを過ごすため、一夜にして海に沈んだイサの都の伝説がある街に来たジョアンナ。そんなある日、海へ落ちて目が覚めたら、イサの都を滅ぼしたと言われる王子・リオネスがいて……。義母の策略、そして起こる反乱。悲しい結末。ジョアンナは真実を知るただ一人の人物と言うことに。
「赤いわな」→ベビーシッターをするイブリン。シッター先の赤ん坊を奪おうとする女性。その家の秘密とは?勘違いの悲劇。
「12月のエルメイン」→冴えないエルメイン。彼女の母親の心無い言葉を聞いたサンディはエルメインが気になり始めますが……。価値観の古さ+過保護or毒親な感じあり。
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作家名: 曽祢まさこ
出版社: ゴマブックス