世界中に家があって、専属エステシャンがいて、血の通わない贅沢な暮らしはあっても幸せとは程遠い生活がヒロインメリの暮らしだった、ようだが、第2の人生を送るつもりだったのか、一時しのぎか、ヒーロータイのもとへやってきた彼女の態度の曖昧さには裏切られたと言わしめるだけの根拠があると思う。憧れていた普通の生活に身を置く絶好のチャンス到来という見解の甘さが招いた事象と見えるのだ。だが、メリは友人に裏切られてマスコミの餌食にされるように仕立てられてしまったことに恨み節は聞かれない、お人好しなのか?2人の事情が重なってのすれ違いと、物語冒頭での鏡の設定はどうなるのか異世界を思わせるワクワクに何の根拠も、理由も説明はなく開いた口が塞がらない。おまけに、作画がひどく頼りない。線が乱雑で、背景がほぼ無い。けれど、先生の絵の醸し出す温かみは失われておらず意図は理解は できたが・・・。