あの『金田一少年』が37歳になって帰ってくるなんて!ファンの妄想みたいなことを公式がやってくれるの、めちゃくちゃうれしいです!
『金田一少年の事件簿』といえば、吹雪の山荘で〇〇の怪人がトラウマで…!というイメージですが、今作はタワマンが舞台だったり人狼ゲームが出てくるなど、今の時代に合わせた事件になっている回もあります。ですが、ファンにはなつかしい『あの島』や『あのホテル』が再登場する事件もあって、過去作を読んでいる人ほど楽しめるシリーズになっていると思います!
よかったのは、金田一少年がちゃんと大人になっていて、セクハラをする側ではなく、コンプライアンスにおびえる側になっていたこと!
少し残念だったのは、相棒が美雪や剣持のおっさんや明智さんではなく、会社の部下の女性になっていたこと。。。まあ、明智さんは偉くなりすぎて現場に出るのは不自然だし、おっさんは定年だし、美雪は。。。いろんなサプライズのためにあえてってことだったと思うので仕方ないですが。。。やっぱり探偵の相棒って大事!!
なんとなく、勝手な印象ですが、今作、両先生方の集大成みたいなところがあるなぁと。スピンオフ作品『犯人たちの事件簿』を逆輸入したような犯人視点の事件があったり、『オリンパス12神』は『探偵学園Q』の犯罪組織『冥王星』っぽさが受け継がれていたり!個人的には『探偵学園Q』も好きだったのでうれしいです!