サイコはサイコ。褒め言葉として病的。
絵も綺麗な方だと思うけど、挿絵っぽいというか。表情の描き方や、次のコマに繋ぐための描き方(コマ運び?)が微妙で漫画に向かないような。コマが変わった途端表情もガラッと変わってて何だか気持ち悪い。そんな急激に百面相するかなぁって。真琴の年齢を知った余田の顔が怖すぎる。知らず識らずのうちに犯罪(児童ポルノ)をやってしまったことに衝撃を受けたみたいな顔。のちに、年齢に反応した理由がわかるけど、いやそれでもそこまでヤバイ顔しないでしょ、って思ってしまった。そのくらい大袈裟な顔がキャラ(クールで余裕がある設定)に合ってなくて不自然且つ不気味。
表現も古臭い感じがする。余田が散々「お前は俺のだ」って言い続け真琴に植え付けたくせに最後の最後で突然「お前は俺の?」って聞いたあとの真琴の笑顔アップはわざとらしくて何だかなぁ。全然きゅんとしなかった。余田も何で急にそこで疑問形なんだろう。押せ押せの俺様キャラなら最後まで引かずに押し続けてほしかった。ちょっと弱気なとこ見せて好感度上げようとかそんな感じなのだろうか。生憎キャラブレがすごいなぁと思うだけだった。
そういった事情から私はあと一歩という六巻でギブアップ。読み放題だから暇潰しに読んだという感じ。買ってまで読もうとは思えない。
辛口になってしまったけど個人的な意見なので闇を感じるBLが好きな人にはオススメ。