ネタバレ・感想あり東京怪童のレビュー

(5.0) 3件
(5)
3件
(4)
0件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
隠れた名作
2023年3月11日
思ったことを全て口に出してしまう主人公とその周りの人間による群像劇。設定や世界観など全てが秀逸でした。色褪せない隠れた名作だと思います。
いいね
0件
シュールかと思えばリアル
ネタバレ
2021年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ フランス人の友だちに強くすすめられて読み始めました(翻訳版を読んだそうです)。冒頭、試し読み部分だけだとシュールでSFちっくな雰囲気だけの漫画かとおもいましたが、1巻終わりから俄然おもしろくなりました。ファンタジーを挟みつつ妙にリアルで説得力あり。思ったことをなんでも口にしてしまう主人公ハルや様々な脳の障害や事情を抱えた人たちの葛藤や衝突、関わりがハルや周りの人にも変化、影響をもたらし、意外な結末に震えました。一人でいたいのに、人との関係でしか自分を測れない人の持つ歪みや矛盾、生きにくさや痛みがヒリヒリと感じられます。試し読み部分だけではわかりませんが、起承転結がしっかりしています。
望月ミネタロウ 名義の作品
ネタバレ
2019年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何でも思った事を口にしてしまう主人公。ハシ少年を中心にまつわる人々の物語。
非常に感慨深いテーマでした。
作者独自の洗練されたファンタジックな雰囲気の中に、時折強烈なリアリティが覗く。
二本木さんの(珍しく)重みのある言葉や、ハシの欲しがる薬など、(ディテールの描写から種類も察しがつきます)心身の痛みにもだえながらも前に進もうとする姿。
涙が出ました。
書籍の方も手に入れたくなり、書店で探してもらいましたが
すでに市場には出回ってないとのこと。
重版もないみたいです。
間違いなく名作です。
レビューをシェアしよう!
作家名: 望月ミネタロウ
出版社: 講談社
雑誌: モーニング