ネタバレ・感想あり母さんがどんなに僕を嫌いでものレビュー

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泣けました
2020年6月10日
一生ものにしようと思える本に出会えました。このような辛い過去を持っている人が、全員が全員歌川さんのように思えたり母親と和解できるわけではないとおもいますが、一度は手に取ってほしいと思います。私は救われました。
あ、タイトル聞いたことがあるなあと
ネタバレ
2019年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 軽い気持ちで手に取り読み始めたところ、途中でやめられなくなり
一気に全部読んでしまいました。母親の心のうちを知らない幼少期、
お母さんに甘えたいのに抱き締めてもらえない、優しくしてもらえない、話を聞いてもらえない。それをカバーしてくれるかのように母の職場の人達が助けてくれる。このフォローがなかったら今の作者は
形成されていなかったかもしれない。途中重くて読むのにつまってしまう箇所があります。第三者である読み手が詰まるのだから、本人である作者自身は相当な覚悟でこれを描いただろうなあと思わずにはいられません。話の後半で、母親の幼少の頃が実の妹によって明かされます。母親の子供の頃も壮絶です。要するに母親も実の親から愛情を受けて育っていないので、子供にどう接してよいのか分からなかったんだろうと思います。母親の胸の内も本人の言葉で息子に伝えています。自分も子供のいる親なので、嫁いだ先での色んな出来事に、ああ、なんだか分かる、と共感さえ覚えます。最後の最後、本気で親と向き合い、親に思いの丈を言ったときの母親の言葉。この一言で氷解したのではないでしょうか。記憶は消せないけれど、楽しい思い出を友達と作り上書きすることで自信を持つことが出来たことがなによりも読んでいて、感動しました。テーマは重いのですが、読み終わった後、爽やかな気持ちになります。
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印象的だったところ
2018年12月15日
幼少期の家庭環境や人間関係によって、疑り深くなるなどの後ろ向きな思考が染みつき、うまく人間関係が築けないひとが、再生していく所がすごいなと思いました。優しく手を差し伸べてくれる人がいたから幸せになれたのだと思いますが、もし誰も手を差し伸べてくれる人がいなかったら、再生できないのかもしれないのかな、などと考えてしまいました。どれくらいいるんだろう、再生できない人。
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いい話でした
2018年8月24日
映画化の広告から初めて知りました。主人公の心の葛藤や、取り囲む周りの人たちの優しさや辛さがすごく伝わってきました。
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読むべき人は多いと思う
2019年9月16日
たくさんの人が出会ってくれること願う本です。そういう過去を背負ってない人もね。
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作家名: 歌川たいじ
出版社: KADOKAWA