170ページ、表題作だけBLぽい今の作風+他古い短編2作収録。
作者さんの他の作品とは違う1冊。絵も古い。
いかにもBLを期待する方には向かないので、注意!
古いのは広義のBL? 性愛（まではいか）ないけど、友愛、家族愛、確かな絆のある関係。（どのジャンルかと言えば、私はBLで良いと思う）
どれも村上さんらしい、優しいトーンの物語。
深みはないけどちょっと切なくて、あっさり読みやすいお話。
私は結構好き。
一つは義兄弟、もう一つは近未来の孤児?SFもの?
ふた昔前の少女漫画みたいかな（笑）
若い人より当時世代の年齢層やや上の人に受けそうかも（笑）
表題作の絡みもクリアじゃないし、BLが苦手な人にもバッチコイ!な内容の1冊。
（以下つぶやき余談）
古い作品が不人気だけど、今時のBL≒エロだと余計そうかも。
Love、恋愛って性愛だけがゴールじゃないし、いろんな形が有り、そこまで至らない愛情もある。
昔の少女漫画みたいに、作者の自由にいろんな作風があると幅や深みが増していくし、楽しくて良いと思う。むしろウエルカム!
（敢えて言うなら短編BL&TLにありがちな、エロ有りきのストーリーの無い薄っぺらい作品こそ、つまらん。ありゃ大量生産の百均と同じ、使い捨て≒抜き捨て作品でしょう。ドラッグと一緒、最初はいいかもしれないけど飽きるし馬鹿になる。あれはアレで需要あるだろうけど、ソレだけを基準にされたら質が下がりそうで勘弁）
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