この先生は 画風は それほどなんですが(個性がありすぎます)、ストーリー構成がバツグンに上手いと思います。作品の世界にいつの間にか引き込まれていってしまいます。一人の女性に二人の男性、そして、田舎の古い習わし。。。最高に日本的なシチュだと思いました。そして、一番だったのは、男性二人もヒロインもそれに対して、嫌だとは思っていないこと、むしろ、それを楽しんでいるところが 読んでいても苦にならなかった理由だと思います。そして、当て馬の不気味さといったら、この上もなかったです。ビアッチ、登場、だけど 彼女も 言ってみれば、古い習わしと一人娘で育てられた向こう見ずな犠牲者だな、とも思いました。彼女も いずれ 幸せになればいいな、と思いました。そーして、そんな どろっ泥な最後におまけ漫画が クスっと笑えて面白くて、ホッとしました。