この物語、とってもやり手でイケメンな大人の男を意識しているリオ自身が、どうしてもアメリアに悪人(父親の会社を倒産させた人)ではない事を説明するために必死になるというものに読めて、チョット可愛い(笑) 飛行しながらのディナーに誘った時のセリフが「聞きたいたいはずだ 君のお父さんの身に起こったことの真実について」なのだけれど、本心は「聞いてほしい 君のお父さんのー、僕のせいじゃないんだ」と聞こえます。その後も、アメリアがおとなしく彼に従っている時には、甘~く、そして真摯に 時には情熱を見せているけれど、ちょっとでも逆らうと「なんでなんだーっ」と怒りで返す。リオ、恋をしたことはありますか?と問いたい。彼が発する言葉の最後に「愛している」と付け足すだけで収まる話を 拗れさせている要因を見つけた気がして笑います。アメリアが、うわ言でリオでなく友人キャシーの名を呼んだことに、とんでもなく嫉妬しているところは 笑いを越えて呆れました。が、アメリアも その思考がまだ幼さを残しているのが垣間見えて、リオの庇護欲も、ひょっとしたら嗜虐心も掻き立てられているのかもと想像してしまいました。そして、お約束の結婚式ですが、もっと華やかさと 2人の笑顔が欲しかったと残念です。