なんかもう、とにかく最高の気分です。
絵は派手さはありませんが確かな画力で、その媚びない絵柄としっかりとした内容、心理描写、登場人物たちの人柄、全てに完璧に心をつかまれました。
主人公は薄めの顔立ちで長めの髪の毛に家事が上手いというキャラクターで女性的になりがちなはずなのにちゃんと男の子らしいゲイの青年。いつもの恋愛パターンでフラれる事に怯え、ノンケに萎えられる事に怯える繊細な彼を、初めは頼りない感じだったのにいつの間にか確かな愛情と年の功?と思いがけない情熱で包容するおじさん。
とにかく細やかな心理描写が2人が互いに惹かれる心理にも無理なく共感させてくれます。
主人公の青年はどんどん美人に、おじさんはどんどんカッコよく見えてきて、普段マッシブなものが好きな自分がこの繊細な画風にもハマってしまいました。
下品にならない清潔感のあるエロスなのにちゃんとえっちだし、1巻で終わっちゃう…と思ったのに確かな満足感で、とにかくオススメです。