このレビューはネタバレを含みます▼
負(モール)の音楽家を天才調律師クマキが音叉で治す?みたいなファンタジー的なお話しで、クマキを好きでフランスから追ってきたルネが、ちょっとギャグチックに迫ったりしてコメディ要素もある楽しい作品でした。この作品ではその【負】を抱えたピアニストは2人出てきますが、シリーズ化出来そうな内容なのに、出版社の事情でそれは叶わなかったようですが、続投出来ないのは少々残念です。
作者さんの初期の時代の作品も収録されていますが、懐かしいタッチと衣装ですね・・ここから進化し続けていらっしゃると思うと「継続は力なり」・・と思わずにはいられません。重ねた年月の分、技術も画力もUPされていますが、作品に対しての情熱は変わらずどの時代も全力なのだと思います。