一巻まるまる表題作。初めは、愛人?不倫?の関係が既にできている場面から始まり、後半に向けて、徐々にそんな関係に至った経緯が明かされ、現在と過去とを順々に巡っていきます。その間で、江藤、高森、2人の視点から気持ちの変化が描かれていきます。江藤は、男に心を奪われた自分に戸惑いながらも、高森を何がなんでも手に入れたくて、先回りして解決策を見出すべく奔走しますが、その隙の無さが、返って肝心なこと(奥さんのこと)を曖昧にしてしまう要因になっていたのでは?😕と思った。こういう手の話は苦手ではないし、ジャンル問わず恋愛モノには出てくるテーマだけど、作者の構成によっては後味が悪くなる場合もあるので、難しい内容ですよねぇ😔この分野(bl)に限っては特に。 まぁ、その分、愛とは何かってことがわかるんでしょうね🙂