ネタバレ・感想ありインサイドラテックスのレビュー

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短編が素晴らしくて唸りました
ネタバレ
2025年5月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直なところ、表題作はいまひとつ刺さらなかったのですが、同時収録の短編が唸るほど良かったので感謝の星5です!特に「隣の男」の完成度が素晴らしかった…。

傷だらけになりながら、助けようとする主人公など眼中になく暴力を振るう恋人のもとへかけ戻る男の表情の描き方に見惚れました。

そしてその全てを心の奥深くに隠して普通に生きていく主人公。ぞっとするような人間の普遍性を感じずにいられませんでした。

もう一つの短編も良かった!あのすごく面白かった「カーテンコールで笑え」の先生なんですね。いや、素晴らしかったです!
暗闇の中に見出す一条の光
2025年3月9日
*すがりたくもあり、まもりたくもあり、その光が消えてしまうのではという恐怖からあえて光が見えない場所に縮こまってみたり、でもやはり暗闇に1人は怖すぎて、寂しすぎて、光に手を伸ばさずにはいられない。
そんな狂おしい想いを強迫性接触障害の人物を通して描く…西のえこ先生、すごい力量だと思いました。
展開上の不穏さときたらもう、常に緊張感が漂っていて、それが西先生のペンタッチとこれ以上ないほどマッチしていて、胃がキリキリするようでしたよ(涙)
同時収録の2作も、仄暗さと光とのコントラストが美しくも危うい…上手いなぁ。巧い。唸りました。
読み応えたっぷりの秀作です!星5つ〜!!
本編も
2024年10月21日
本編もほかに入ってる短編2つもめちゃくちゃよかったです。西先生、人間の暗部と明部を絶妙に織り交ぜて描くのが上手すぎる。
つらいなぁ
2022年11月20日
この主人公は徐々に快方に向かいますが、それでもきっとまた、悪化して良くなっての繰り返しなのでしょう。
作中少し出てきたさまざまな脅迫概念の持ち主たち。
実に生きづらい。そしてきっと理解されない。そう言う私もきっと理解はしきれない。
今も苦しんでいる人がいるのかと思うと辛い。
普通のお話に飽きたかたは是非
2022年9月12日
先生の作品に最近であって、この作品を最後に読みましたが、すごい発想力と話の展開力で魅了されました。甘々のお話に飽きた方には是非読んでいただきたい。どのお話もグッときます。人間の人生、心の機微がしっかり描かれた良作でした。
重い。上手い。
ネタバレ
2022年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 302p、表題作、他短編2作品、描き下ろし。
恋人関係でもっと親密になりたい大学生。直接、素手で人に触れることが出来ない歯科医。心の病いを克服するのは一朝一夕ではいきませんよね。苦しむ姿が重く、心情が良く伝わってきた。実際、こんなふうに日常を頑張っている方がいるのだろう。他の短編もひとつは病み系。前回、同作家様の非常に優しく、穏やかな作品を読了した後の為、落差に驚きです。引き出しの広さを感じます。
大学生×潔癖歯医者さん
2022年3月2日
めちゃくちゃシリアスです!背中がゾクッとする場面が多々あります!!
他の作品も「隣りの男」もハピエンじゃないけどこんな闇な作品大好きです。
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読んで良かった!!
2022年1月4日
レビュー数少なくて評価も高くないから迷ったけど大正解!!!表題作5話の他に短編2つ入っててボリュームもあり、ぜんぶ仄暗い感じでダークなの好きな人は是非読んでほしい。
私にはめちゃくちゃささりました。
評価が低過ぎる!
2022年1月3日
ハマらないとかはあるんやろうけど…
結構、考えさせられます。
し、何だか切なくなりました。
本編はもちろん、短編2つありましたが、
どちらも味わい深い感じです。
ハッピーハッピーって言う頭カラで読める作品ではないですが、じんわり何かしら感じられるものがきちんとあります。仄暗さまではいかないけど、ややダークな世界観が私は好きだなぁ。
こんな方にお勧め
2020年12月15日
1)重いのも大丈夫 2)ちょっと病み系も好きな方 だったらヒットすると思います。強迫性障害の不合理な部分もしっかりと描かれていて、同じテーマの某著名作にも引けを取らないと思いますが、そちらより甘さはずいぶん少なめです。
後の短編も、私にはすごく刺さりました。1つは辛口、1つは甘口(?)です。
総合評価4.5ですが、今の評価があまりにも低いと思ったので星5にしました。次作も必ずチェックします。
(by:多読腐姐)
3つの話
2024年1月2日
西のえこさんは「エブリデイイズアグッドデイ」も「カーテンコールで笑え」も好きで作者買いです。独特の絵と雰囲気でクセになる作者さんです。本作は、歯医者と患者の表題作と、隣人の喘ぎ声が聞こえるリーマンの話、大学時代の先輩後輩が再会して、の話の3つ。ラテックスは医者が使うグローブのことなのね。題材が重くて読んでて辛かったけど、しっかり向き合ってどうにか乗り越えようという気持ちが伝わってくるお話でした。個人的に、BLは、恋愛だけの話よりも、なにか壁を乗り越えるきっかけが恋愛、というのが好きなので、本作は読み応えありました。短編2つもモヤッとする感じが嫌いじゃないです。
作品としては面白い
2021年6月29日
ただ、ダークかな。軽いのが読みたい方やエロ路線、イチャがみたい方にはオススメしないです。シリアスで重めな題材が好きな方はグッとくると思います。が、まるまる表題作で書いてほしかった!もう少し、内容掘り下げてゆっくりでもよかった気がします。絵の描き方もダークです。暗めの内容です。強迫性障害、潔癖の内容ですが、心理描写は丁寧です。でも欲を言えば、もう少しトキメキか何か少し欲しかった!きっとその様なものを求めてない人にはいいと思います!☆3.5かな。
ラテックス(手袋)越しの恋人同士
ネタバレ
2019年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大学生の守生×歯科医の郁也、医者と患者から恋人同士になった二人。「素手で触れると相手が汚れる」という強迫観念からラテックス越しじゃないと人や物に触れられない郁也。こういった症例にはまったく詳しくなく、話として正しいのかなどは分からないのでそこは深く考えず読みました。きっかけが本人にも分からないそうなのでトラウマの輪郭が掴みづらくて、外側から傍観している感じ。でも実際もそういうものなのかな。他に短編ふたつ入ってますが、総302ページで表題作は200ページ以上とボリュームあります。
「隣りの男」
隣の部屋のDV男の恋人と、ほんのわずかな間かかわりを持った冴えないリーマンの独白のようなお話。彼には普通の幸せを大切にして欲しいな。
「ライトハウスナイト」
大学時代の先輩、の親友の実家へ行く二人のお話。もっと寂しい話になるかと思ったら、ラストの甘さにキュンときました。霧が晴れた爽快感が薄暗さを吹き飛ばして、いい読後感。
結構、キツい(重い)・・
ネタバレ
2020年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重症な潔癖症とその恋人との精神的なやりとりは結構キツいものがありましたね・・でも少し症状が改善されて良かったとも言える・・。描写も結構重かったりしますが、逆に作者さんの表現力・症状の理解度が深いとも言えるのかも知れませんね・・。エロがどうとか言うよりも、どれだけ相手に寄り添えるか、どれだけ相手のことを愛しているか・・・まさにBLにはもってこいな濃いぃ題材ではあります。一応ハピエンなので救われて良かったという感想です。他に収録されてる作品も割と暗めのものが多いので、作風なんでしょうかね・・ちょっと読んだ後ダークさを引きずる感じの作品でした。
同時収録作品が良かった!
2019年9月25日
表題作は途中で飽きてしまい読み飛ばして終了。面白くなかったです。
同時収録の「隣りの男」は、恋人に暴力を振るわれているナギが闇が深そうで面白かった!
「ライトハウスナイト」は報われない系かと思いきや実は…ナニコレ!灯さん分かりにくい!ラストがとても可愛いかったです。
似た感じの内容何冊か…
2024年7月24日
潔癖症とかのBLいくつか持ってるけど、その中でも評価低いです。ページ数は、300P位あるけど、表題作200P位で、後、読み切り2話で、全体的に暗い。超〜暗い。絵もカッコよく見えない。ドキきゅんは、無い、全く無い!この手の題材で良いとこ見つけられない珍しさ、人間味とか優しさは、この題材ではあって当たり前やから、他で秀でるもん無かったら…。ちょい深く見せて実は浅く感じる作品。Hは、あり過ぎると読みずらいので、必要最低限で良かったけど、内容重視(H少ない)大好きな私ですけど、きたなさ、暗さが目立ち、もっと歯医者シーン(クリーンなシーン)入れてくれた方が読みやすかったと思う、読みずらい作品。2作目の読切なんか、暗すぎて、おじさんの妄想と隣のカプの、周りを巻き込む迷惑行為。読んで気分悪い(気持ち悪いが正解かも?)。男性マンガにありそう。そんな感想です。3作目が唯一ちょい明るめ恋愛マンガやけど、この本自体にドキきゅんはないです。ここから代表作の内容です…学生の攻め君は、歯医者が以上に怖かったけど、受けさん(歯科医)の言葉と優しさで、助けられた。そして片思いして、告白して付き合う事に。受けさんは、相手に触ると自分の悪い菌とか悪いものがそこから侵食していくと考えてしまうのが止めれない病で、それを知られ嫌われたくなく、黙って付き合い、プラトニック関係続き、ギクシャクするのが嫌で、暴露して分かってもらい、合致点見つけHに望む。その後攻め君は、分からないながら寄り添うように頑張る。でもそこで過去に分かち合えそうな関係で、分かち合え無かった人のこと思い出し、パニックになり、攻め君と会わなくなり、仕事休み…。そんな時に攻め君の前にその過去の男性が現れ、過去のこと洗いざらい言ってもらい…。マウントとられたけど、跳ね返し受けさんの所行って2人で幸せになろ方向に気持ちを持ち直し…ハッピーエンド。やけど、最初書いたとこは、サラッとサクサク進み、過去の男性出て来る位前後から(私の説明で端折った所特に)、暗い考え、描き方が長〜い。病の事はそこ迄で、治すとか、2人で頑張るとかは、端折って、病み病みな心の話ばっか。
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イマイチ
2019年1月19日
絵は苦手だったけど内容に興味があり読んだけど、1冊使ってないせいかトラウマに関して良くわからなかったし障害に対して浅い!
そこを掘り下げてくれないと手だけ潔癖な意味がわからない、途中で諦めるならトライせずに手袋フェチでいいのでは?
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