明るくチャラい様に見せていて心に奥に何かを抱えている寛治と絵以外に興味がない愚直な佐和のお話。
ドラマチックに感情の起伏があったり恋に落ちてしまうような感じではありませんが、驚くほどに美しくキラキラとしている海のある町で起こる穏やかな恋の物語だと思いました。続編が出たら読みたい気もするし、この終わり方だからいいのかもしれない。綺麗な音楽をかけながらコーヒー片手に読みたい作品です。書き下ろしがほんの少しだけえっちで佐和かわいいなあ…としみじみとしちゃいました。
穏やかでいつのまにか当たり前のように落ちている恋を読みたくなったときにおススメです。
私は好きでした。