ネタバレ・感想あり首斬り朝 大合本のレビュー

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人間の業を斬る!
2022年5月9日
罪人の首を斬ることを稼業とする主人公。忌み嫌われる職業であるが、主人公は情に熱く一人一人の罪人に真剣に向き合う。罪人の首を斬る稼業を取り上げた時代劇に触れるのも初めてで作品の世界観にぐいぐい引き込まれた。ストーリーは、クールですが漫画が発する熱量がものすごいです。私が言うのもおこがましいですが、不世出のすごい漫画です。
ザ・サムライ
2022年1月11日
江戸時代の仕置きの様や暮らし、武士の在り方がわかりとても面白かった。朝右衛門は静かなる優しさの中に厳しさもあり、土壇場での罪人とのやり取りは必見。
脇役の同心傘次郎とお新夫婦は、切なかったり悲しい話が多いこの作品の中で、ホッコリさせられる。私のお気に入りの二人である。
暗いようで明るい
2022年1月6日
作品。一気に読んでしまった。
首斬り役人の主人公、山田朝右衛門の魅力にとりつかれる。アメリカで人気があったのもうなずける。
後半に傘次郎が登場してからの朝右衛門も一歩引いた感じで渋い。余談だが、他のマンガの首斬り役人も実は朝右衛門をモデルにしているとわかったりする。
残酷にして優しき鬼
2020年5月11日
罪人の首を斬り、その屍で刀の切れ味を試す浪人山田朝右衛門を描いた作品です。劇画タッチなので好みも分かれますが、荒々しい中にも繊細さが感じられる作風です。土壇場に引き据えられた罪人の心を、理解しようと試行錯誤する姿に心を惹かれます。登場人物の人間性やその関係もちゃんと描かれ、残酷なだけではない物語になっています。
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