ネタバレ・感想あり人口論のレビュー

このまんが学術文庫シリーズが好きです。マルサスも「人口論」も知らなかったのですが、読んでみました。
マルサスの人口論は、ブルジョワ受けする思想のように感じました。当時のイギリス政府の自己責任論も現代に繋がっていると感じました。
大切なのは学ぶこと。教育を受けること、教育を受けさせること。困難なことが起こっても、解決する方法をさがす力を身に付けること。
作中に登場するナイチンゲールも問題点を見つけては、手段の限りを尽くして、問題解決を図ってました。
人口調整は人の手の及ばないところにあると思います。人口が増えれば食糧危機が起きるかもしれませんが、その問題の解決法を考えることが大切なんだな、と思いました。その解決法を探す中で、他の問題の解決法も見つかる気がしました。