承認欲求、自己顕示欲等々、SNS時代でより顕著になった欲求と閉鎖空間内での同調圧力。それらから生じる“洗脳”を題材にした漫画。
正直ビニ本の分厚い雑誌1話分くらいの内容なのは否めないし、キャラクターの掘り下げも中途半端というか不要というか・・・いらん性描写は“このキャラクターに嫌悪感向けてくださいよー”っていう記号なんだろうけど余りにも露骨過ぎて違和感と作品を薄っぺらくしてる印象。
この人の書く漫画は癖強で人を選ぶし自身全く好みでは無いが、女性を引き込む題材作りに凄く長けてるなと、同作者の作品を読むたび強く思う。
終わり方はC級ホラー映画のお約束を踏襲した感じで消化不良気味。
良くも悪くも日常に潜む非日常を題材にしてるので楽しめる人には楽しめるのかも?漫画をナナメ読みしない人におすすめ。