このレビューはネタバレを含みます▼
チャッツフィールドシリーズには欠かせないCEOクリストス、ひたすら冷静に非情にジーンの子たちに無茶振り命令を下し、チャッツフィールド帝国に君臨し続けたクリストスが、ようやく恋に落ちる話。お相手はなんとルシーラ!いや、それはいいんだけど、クリストスってチャッツフィールドの男たちに対しては丁寧な口調で、命令こそ非情だったけど常に執事みたいな態度を崩さなかったのに…なんでルシーラが相手になるとこんな偉そうな「格下扱い」の口調になるんですかね?ルシーラが女だから?そういうところ、実の父親そっくりだなーという感じでちょっと将来は不安ですね。ただシリーズ通しての支配者だったクリストスも人間だったんだなぁと感慨深いものはあるし、ルシーラに会社を渡して去るのは「目的を果たしたから」というよりルシーラのためだろうから…そこにはちょっと感動。ラストもルシーラを呼びつけることなく(今もクリストスがCEOなんだよね?)自分から出向いてるのが可愛いし、手料理でルシーラを癒してるのもいい。結婚するのかしないのか、子供は作るのか分からないけど、なんかスッキリした顔をしてるから大丈夫なんでしょう。「あのクリストスが!」と驚きたい全ての人におすすめ。