分冊の立ち読みでどうしようかなと迷い、レビューを見てスッキリできるならと思い購入しましたが全然できませんでした(笑)
主人公が言い訳がましいうえイライラさせるやつ、というのはこんな人いるいると読み進められたのですが、周囲が酷くて、主人公が前向きになったところでまったくモヤモヤが晴れません。無責任な上司、陰湿な同僚、アスペっぽい新人。こんななかで主人公だけが見くびられるいわれなどないのでは。それ自体が究極の「社会あるある」なのかもしれませんが、作者の方はそんなところまで見越して微に入り細に入りリアルに書いたのでしょうかね。
特に彼氏、長年付き合った彼女を「人のこと誉めない」「自分をよく見せようとしているだけ」と言うなら自分は「責任逃れをしている」「身内には何をしても&言ってもいいと思っている」であり、どの面下げて主人公だけを糾弾できるんだと言う感じでした。それも彼女が風呂に入っている間に「俺との将来を疑ってなかったんだろうな…」と爽やかな笑顔で去っていくところ、鼻で笑ってしまいました。漫画内で痛い目を見なかったのは残念でしたが、どうぞこのまま勘違い中年への道を突っ走ってほしいです。